【雑記】右寄りな世の中と子供の教育について思うこと

自分は左寄りだなと思っているのですが、別に右寄りは右寄りで全然いいと思うんですよ。といっても、自分の中での右寄りというのは基本的には国粋主義を中心とした思想の人達を指してはいますが、いずれによアイデンティティの一つの拠り所としての国や国籍を第一に考えるのは全然良いことですよね。

国粋主義がねじれたような感じの日本賞賛テレビ番組とかは気持ち悪いと思いますけど。あの手の番組って日本すごい→日本人すごい→だから俺すごいって文脈で多くの人が自慰行為的に見てる感じですよね。裏を返せば日本のアピアランスが世界から見たときに相対的に落ち目で今まで持てていた自信みたいなものが揺らいでいるから、他から褒めてもらうことでなんとかそれを維持しようっていう涙ぐましい努力なのかもしれないですけどね。

ちょっと脇道に逸れましたが、今後しばらくはグローバル化に対する揺り戻しが徐々に様々なところに波及して、安倍さんを筆頭として日本会議系だったり森友学園だったり、海外ではトランプさんやらフランスの極右政党だったりと右寄り〜極右がどんどん勢いを持ってくるんだろうな、というのが多分既定路線なんだと思います。

そんな中で子供に対してどういう教育がされて子供がどのように育つのかというのは本当に気になりますよね。個人的にはきちんとした右寄りの教育がされる分には全く持って構わないのですが、どうしても国粋主義は自文化至上主義（エスノセントリズム）に行きがちなので、結果として排他的な教育がされるようになってしまうと非常に怖いなと思います。 塚本幼稚園の教育勅語を読み上げるとかはどうでもいいし、そういった方針があってもいいと思いますが、中国人や韓国人といった人達を攻撃するような間違えた方向に行き過ぎた愛国教育はさすがに子供を預けたくはないですよね。

ちなみに再度脇道ですが個人的には日本人や中国人や韓国人がそれぞれを嫌うことが多い理由の一つが外見が似ているというのがあると思っています。外見が似ていることでコンテクストが共有できていると無意識に感じているので逆にそうでないということが受け入れられない(ずらい)という感じじゃないでしょうか？ ちなみに韓国人の方とイタリア人の方は根本的な考え方に非常に似たものがあると思いますが、嫌韓的な思想をイタリアに持つ人はほとんどいないですよね。距離的に遠過ぎてあまり見えないからというのもあるのかもしれないですが。

兎にも角にも、子供には愛国教育は構わないのですが排他主義的な教育はしたくないというか、そういった思想は持って欲しくないなと思っています。