子育て雑記

父親が子育てとか犬のこととか書くブログ

【雑記】キッズラインの「保活ママ救済キャンペーン」の気持ち悪さ

四月からの保育園の入園の選考結果が発表され色々世間を賑わせていますね。 我が家は幸いにも四月から認可園へ転園出来ることになり少しホッとしていますが、子供からしたら今まで一緒にいた先生方とも離れ環境も変わるわけで、同じ保育室内で一歳児クラスに変わった時ですら、しばらくは毎朝泣き喚いていたので、今回はもっと大きな変化になると思うとそれそれでシンドいよなぁとは思います。

それはさておき、今日自分のフェイスブックのタイムラインに流れてきたキッズラインのこのキャンペーンにものすごく嫌な感じを覚えてしまいました。

prtimes.jp

キッズラインという会社はオンラインでベビーシッターを探せるサービスを運営している会社で、良くあるオンラインマッチング系サービスと違いベビーシッターさんもキチンと研修を受けさせていたりして、品質担保をしていたりとしっかり事業運営している印象があります。社長は過去に一度IPOも経験していて、女性経営者としてメディアにも時々出てたりもするのですが、自身も二児の母で子育てについても経験に基づいた知見で、若干ポジショントークに偏りつつも良い感じのスタンスだと思います。

ただ今回のキャンペーンは個人的には頂けない。特にリードが「保育園には入れなかった人をキッズラインが救援します」なのがどうなのよと。結局やってることは自社サービスの無料体験3回分なのに、何を救援してるんですかね? 根本的な解決にはならないのに、大袈裟なこと言ってる感じが、他人の不幸に乗じてユーザーを増やそうとしているようにしか見えないんですよね。しかも同時期にリリースした「キッズライン保育園」でも1万円分プレゼントキャンペーンをやっているわけで、結局救援のために何かしているというよりはもともと一万円分の体験キャンペーンがあって、タイミング的にもちょうどいいってことで社長かなんかの一声で無理やりページ作ってプレスリリースも出した、って感じですかね。特設ページの作りの雑さを見るともうそんな気しかしない。 プレスリリースを見てると、リセットするために少しリフレッシュしましょう的なつもりの様にも感じるのですが、「報道関係者の皆様へ、取材のお願い」なんてのがPRにあったりして本当にあざとさしか感じない。折角いいサービスなんだからもう少しやりようはあるだろうに。。

「キッズライン保育園」の方は受け入れ可能人数制限がないって入ってる分ましなのかもしれないけれどさすがに高いですよねー。週3回しか働けないのに九万とか払ったら普通に破綻するわ。これも普通に考えたら当然それくらいかかるって感じなのはわかるんだけど、なんかずれてる感が否めないんだよなぁ。。やっぱり弱者を救うのとビジネスって両立させるのはすごく難しいのだろうなぁと。リクルートが確か「事業を通じて社会に貢献する」みたいなことを言ってた気がするけど、本来競争原理を持ち込むべきではないところに競争原理を持ち込むのは強者の論理の押し付けの様な気がしてならないんですよね。 なのでできれば行政がきちんと舵取りしてやってくれるのがいいんですけど、行政は若者より老人を向いてるから仕方ないんですかね。